誘惑に弱い人間の特徴
世の中には様々な誘惑がたくさん存在していると言ってよいでしょう。
たとえば、異性の誘惑、ギャンブルの誘惑、浪費の誘惑、食べ過ぎの誘惑、お酒の誘惑、怠惰への誘惑、金への誘惑といったように数え上げればキリが無いほど、様々な誘惑に人は囲まれて生きていると言って過言ではないのです。また、カトリックの教えにある「七つの大罪」は、人の誘惑に対する弱さを戒めた教えとなっているのです。そして、人間は元来誘惑に弱い生き物と言ってよいのです
そして、そのような様々な誘惑に共通する因子を挙げれば、それは“快楽”というものではないでしょうか。誘惑に負けてしまうような弱い人間には「楽な道を選んでしまう」、つまり苦労よりも快楽につい自分を委ねてしまうとの心の弱さがあるのではないでしょうか。そして、安易な道の先には、また快楽の先には必ずと言ってよいくらい大きな困難や障害が待ち構えていると言ってよいのです。
更に言えば、「今自分が何を成すべきなのか」を理解していない点も誘惑に弱い人に認められる共通点と言えます。換言すれば、今の自分にとって優先すべき行為が何かが分かっていないのです。たとえば、明日朝早く出張に行かなければならないのに、ついお酒の誘惑に負けて前夜に深酒してしまうような人はそんな人間の好例です。
今の自分にとって何が一番大切なことなのか、何を成すべきなのかを無視して、目の前のある楽な道、楽しみに負けてしまう人は、誘惑に弱い人間の特徴として認められます。そして、そのような人は“自分に甘い”と言ってよいのです。
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